睡眠専門外来とは
ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群など、睡眠時の症状に特化した科です。いびき、歯ぎしり、昼夜逆転、不眠、過眠等も相談できるようです。
現状ではどの病院にもある、という程あるわけではなく、探すのは多少苦労すると思います。ググるか、まず最寄りの診療所を受診して紹介してもらうかですかね。私はググりました。
心療内科とは別ですが、病院によっては併設されているようです。全部が全部睡眠と精神疾患がリンクしているわけではないので睡眠専門外来ができたんでしょうね。
受診してみた
実際受診したのは2014/3頃です。つまり休職する3カ月程度前ですね。この頃はもう限界で、早く寝ても寝れない、早く寝たのに起きれない状態でした。うつ病というのがまだよくわかっていなかった私は、「睡眠に問題があるんだ!」などと思い睡眠専門外来に行くことを決意しました。
一連の流れは以下の通りです。
- 初診予約をする
- 受診する
- 検査入院をする
- 結果を聞きに行く
予約する
まず電話して予約をします。いきなり訪ねても取り合ってくれないので注意が必要です。しかも一か月待ちとかザラでした。2016年現在はどうかわかりませんが、思い立ったら早めに電話すると良いでしょう。また可能であれば複数の病院に電話をしてみて早く受診できる病院を探すのも手です。
受診する
予約が取れたら指定日に病院に行きます。症状のアンケート書いたり先生の問診があり、その上で検査入院するかどうか判断します。単純に過眠や不眠の場合は「念の為やりますか?」くらいのスタンスです。私はこの時、精神疾患の影響ではないと思っていたので「是非やってください!」と言い切りました。
検査入院をする
検査入院は一泊二日で、おおよそ夜から昼過ぎまでです。
病院によって異なるとは思いますが、私が入院した病院では冷蔵庫やシャワー、トイレ、洗面所、クーラーがありました。残念ながらネット環境はありませんでしたね。
行くとまずこんな感じで各種センサーを取り付けられます。
呼吸とか脳波とか顔の筋肉の動きとか指先の血流とか記録されるようです。後は足元やベッドの上にカメラがあり、足が過剰に動いているか寝相が過剰に動かないかを確認するようです。
痛みは全くないですがとにかく何をするにもうざったいし飲み物もストローがないと飲めないし、カメラでバッチリモニターされているのでさっさと寝ましょう。
就寝・起床時間は決められておらず、眠くなったら寝て目が覚めたら起きますが、朝ごはんの時間までに起きてないようだと叩き起こされるようです。
起床後は1時間に1回程度、眠気がきているか確認を行います。その間の過ごし方は自由ですが寝てはいけません。暇つぶしの為に何か持って行った方が良いです。
あとは精神鑑定(?)のアンケートやったりしていました。あんまりこれ役に立ちませんでしたが。
結果を聞きに行く
だいたい1週間後くらい後を指定されますので、結果を聞きに行きます。
私の場合は「異常なし」でした。検査入院の時も割合しっかり寝ていましたしね。多少歯ぎしりをしている程度でしょうか、睡眠時無呼吸症候群でもなく、昼間に眠くなるのは単なる睡眠不足だったようです。
完全にうつ病の影響でしたが、ここではその診断はありませんでした。後日力尽きて心療内科に行ったのはまた別のお話し。
料金と注意事項
一連の流れでだいたい2万円ちょっとくらいでした。検査入院は保険が効かないからこの値段になるんだったか。(細かい数字は残ってませんでした・・・)
そこそこ高額なのでむやみやたらに受けることをおススメはしません。私のように結果的に心療内科にかかったほうが早い場合もありますし。
夜眠れない場合(その結果、朝起きられない)は心療内科で、ある程度しっかり睡眠時間取ってるのに眠気が取れない場合は睡眠外来ですかね。
なかなか自分自身うつ病だと認められない事が多いと思いますが、うつ病になると覿面に睡眠に影響がでますので、まずは心療内科に行った方がいいのかなーと思います。心因性でないことを確認してから睡眠外来に行った方がお金が無駄になりません。心理士さんや心療内科の先生とよく相談してください。
ちなみにどちらの病院にかかる場合でも受診日までに「睡眠記録」をつけましょう。
自分ではある程度安定した睡眠時間を取っているつもりでも実際にデータとして出してみると不規則なことがわかったりします。心身ともに健康だけど昼夜逆転してしまう「リズム障害」などは意外と記録するだけで治ったりします。(「治る」という言い方が適切かはさておき)
手動だと面倒だよ!と言う方はアプリだったり睡眠記録を取ってくれる時計(スマホと連動)などがあります。気になる方はお試しください。
ちなみに私はSleep Meisterというアプリを使っていますが、残念ながらiPhone版しかないようです。すごく電池を消耗するので、寝る時に枕もとで充電できない場合は残念ながら使えません。
Sleep Meister – 睡眠サイクルアラームLite
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その前はオムロンの時計でやってました。寝る時にスイッチを押して起きたらまたスイッチを押すタイプです。計測終了後にスマホにデータを送り管理します。でも正直iPhoneあるならSleep Meisterの方が良いかなと個人的には思います。
他にも、最近は腕に巻いておくタイプで色々な生体データを記録してくれるものもあるようですね。
予算とか使いやすさなど、ご自身に合ったやり方を模索してみてください。iPhone使いの方はまずSleep Meisterを使ってみてはいかがでしょうか。無料なのに色々機能がありますし。寝言の録音とか。
まとめ
- 睡眠で困ったことがあればまず心療内科へ行こう
- 心療内科で問題なければ睡眠外来へ行こう
- 普段から自分の睡眠を記録してみよう
良いことも悪いことも物事には必ず原因があります。原因を知る為には「普段の状態」がどのようなものかがわかっていると究明に一役買います。年一回の健康診断もそうですね。体重や血圧、睡眠時間等、普段から自分の健康を客観的にみられるように色々記録してみてはいかがでしょうか。
今日の雑談
オリンピック陸上男子400mリレーで銀メダル取ったのはほんとトリハダたちました。若い力が育っています。個人記録の方も一気に複数人が10秒切るかもしれませんね。そうなると一段と楽しみが増えます。
女子レスリングもメダルラッシュでしたが、じっくり見てみるとメダル取れたから面白いというわけではなく、競技自体が結構面白かったです。
甲子園では北海高校が惜しくも準優勝でした。うーん疲れなのか、作新打線が強かったのか。本来の力を出せてない感じでしたね。
大人になるとなかなかガチな競技ってできないから貴重な体験ですよね。もうちょっと元気になったらまた陸上始めてみようかな。