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私がうつで休職してしくじったこと

うつ病関連

今回はしくじり先生をパクりつつ、これからうつで休職される方々に私の行動を反面教師にしてもらいたいと思います。

うつ病になる時点でそもそもしくじっているのは重々承知。それでは早速いきましょう。

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しくじりその1「休職初期に無理矢理外出していた」

自分は復職の意思もあるしうつ病もそこまで重症ではなく、3か月くらい休めばすぐ復職できる・・・そう思っていた時期が俺にもありました。

その為に何も考えず休まなければならない時期から既に、復職を見据えてジムに行ったり散歩したり無理やり早起きしたりしていました。でも「思うように行動できず、焦る」→「もっと思うように行動できない」という悪循環にはまります。今思えば、最初の半年くらいはただただ何もせず、寝ていればもっと早く治っていたかなと思います。

薬だって2週間~2か月くらいからようやく効いてくるものなので、休職がガチで必要な人が3か月足らずで復帰できるわけないんですよ。休職になったら会社の事とか将来の事はいったん忘れて、ひたすら休みましょう。どうせ睡眠障害もセットで罹ってるはずだから決まった時間に寝たり起きたりできないし、寝れる時に寝てご飯食べられる時に食べてゲームしたり映画見たりニコニコ動画みたりすればいいよ。

うつになってしまったらじっくり治すしかないです。「いかに早く治すか」ではなく「なるべく長引かせないようにする」を心がけてください。結果的にそっちの方がトータルの治療期間は短くなると思います。決して焦らないでください。

しくじりその2「復帰時期を見誤って金を使いすぎた」

会社からは残業代は出ていたので、社畜だった私にはある程度の貯金がありました。あと傷病手当金もあったので、普通に生活していれば休職期間中もお金に困ることはない筈でした。

しかし「まぁ3か月は無理だけど半年では戻れるかな」というまだまだ甘い考えだった私は、「長期間休めるのは今しかない、今しかできない事をしよう」と思い、色々な場所へ旅行に行きました。

順不同ですが思いついた順に、函館、松前、ニセコ、稚内、旭川、帯広、厚岸、東京、岩手、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫・・・。

確かに楽しかったけどお陰で貯金が底をつきました。結果的に1年半休職した挙句復職できずという結果ですから、わかっていればここまでの散財はしていない・・・よね?たぶん。

あと普段天引きされる税金も給与はないのに引かれるんですよ。無駄に残業時間多かったし天引きされる額はそこそこ大きく、傷病手当金のほとんどは税金の支払いに充てられてしまいます。これ病人に鞭打つ行為だよなぁ。

あとは一眼レフ(5万程度)を買ったりMacBookAir(9万程度)を買ったり引っ越しをしたりなどなど、小さく散財を続けていました。そしてその結果愛車のインプレッサを維持できなくなり無事死亡。売らざるを得ない事態に。自業自得とはいえ悲しい出来事でした。

他の病気やケガとは違って治る時期が相当ブレる病気なので、お金はあまり使わない方が良いです。過去記事に「メンタルで休職・退職したらやっておきたい手続き6選」というのがあるのでそちらを参考にしてもらって通院費等の支出も抑えましょう。

メンタルで休職・退職したらやっておきたい手続き6選
休職・退職時にできる手続き一覧 休職したら 傷病手当金の申請 自立支援医療の申請 (あれば)奨学金の減額返還もしくは返還期限猶予の申請 退職したら 国民年金への切り替え・免除申請 健康保険の任意継続または国民健康保険への切り替え 雇用保険の申請 傷病手当金の申請について 傷病手当金は、病気や怪我などで会社を休むことになり給料が払われない場合に支給されます。 会社に勤めている場合は会社で入っている保...

うつが治ってから旅行した方がより楽しいし、とにかくまずはゆっくり休んで治療に専念しましょう。

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しくじりその3「復帰を焦るあまり無理にリワークに通った」

元いた会社は休職扱いになってから退職になるまで1年半なのですが、復職する為には期限が来る前に2か月くらいの審査期間が必要でした。また復職が認められる為には最低2か月はリワークにしっかり通う必要がありました。

つまり逆算すると休職してから1年2か月でほぼ治療を終える必要があります。休職して治療を始めてから1年たったある日、ようやく気付きました。「あ、これ間に合わない」

1年も経つと当初に比べればだいぶ症状が改善されていましたが、まだ睡眠障害も治りきってないし社会復帰できる程ではありませんでした。

それでもこのままだと退職になってしまうと思い、無理をしてリワークに通い始めました。

会社に復帰する意思しかなかった
最初はとにかく休もう(後悔) 当初は3ヶ月くらいで完治すると思い込んでいましたから、せっかくの休職期間だし今まで行けなかった所に行こうなんて思っていました。今ではそれが長引いた原因の一つな気がしています。今休職し始めた人はとにかく何もするな休め。薬飲んでよく眠れ。 我慢できずちょこちょこどこかへ出掛けていましたが、1日外出する→2日程寝込むを繰り返していました。気合入れればその日はなんとか動けるん...

最初は午前中だけ参加して体を慣らしてから一日通所する段取りでしたが、実際はまだまだ完治には遠い状態だった為に半日の通所も相当辛く、なかなか出席率もあがってきません。3か月くらいしてようやく午後も参加するようになりましたがそれも結局無理をしている為に出席率があがらず、復職のデッドラインを越えたので通わなくなってしまいました。

会社の規定もありますが、焦るあまりに無理をしても仕方がありません。足を骨折したら完全に骨がくっついてからリハビリを行います。くっつく前からリハビリしても下手したらまた折れて治療期間が長引くだけです。

精神的な病気のため根性でなんとかなると思われがちですがそんなことはありません。うつになってしまったら何もかも忘れてしっかり時間をかけて治しましょう。

リワークに行くのは早すぎたなぁと思ったこと
リワークとは? リワークとはうつ病で休職or退職してしまった人が社会復帰する為に通う施設です。大きいメンタルクリニックに付属していたり、独立して運営されていたりします。通うことで、休職して落ちたメンタル含む基礎体力をつけたり、一般的な働く時間に家を出る習慣をつけたり、再発しないようにうつ病に関することを学んだりします。 例えば、ずっと自宅で療養していると周りに人がいる状況で作業するとなんだか気疲れ...

まとめ

  • 休職初期はひたすら薬飲んで寝てろ
  • 短い期間で復職できるとは限らないからお金は必要以上に使わない
  • 治ってもいないのにリハビリしても意味がないのでまず期限とか気にせずしっかり治すこと

もちろん休職になるような事態を起こさないことが一番なんですけどね。休職中は手当あるとはいえ本来もらえるはずの6割程度だし、賞与ないし。そう考えるとそもそもこんな事態になったことがすでにしくじりですね。

私が休職する原因を作った人は何の罰則もないのかしら?ちょっと不公平じゃないですかねぇ。こっちはマジメに働いた結果こんなことになってるんですけど。

これを見ている人には加害者にも被害者にもなって欲しくないです。少しでもこのブログが役に立ってくれればいいんだけどね。

それでは長文お疲れ様でした。

今日の雑談

ブログ始めて3ヶ月で30記事になりました。(自己紹介、ブログ紹介を除く)

このペースだとガチ勢に殺されかねない勢いでじわじわ書いていますが、ここで重大発表です。

このブログのアイキャッチに使われている写真は私が撮影したものです。これだけははっきりと真実を伝えたかった。だから何だと言われそうですが。

(記事増加につき一部フリー画像を使用し始めました)