うつになったら何もしないことが重要です
うつ病で通院や休職が必要な段階になってしまったら、極力何もしないでいいようにしてあげてください。
ここでも書いていますが、何より「何もせず休む」ことが必要です。
会社辞めて実家に帰ってきてだらだらしているように見えても、「早く就職しなさい」とか「だらだらしてるんなら家事手伝いなさい」とか言わないであげてください。今はじっくり病を治している途中です。
主婦の場合だとうつ病になっても家事や子供の世話をしがちですが、周りの人がしばらく受け持ってあげてください。今はただ何もせず休むことがうつの治療で唯一できることです。
「ほんとに寝てるだけが治療なの?甘やかしてるんじゃないの?」と思うんであれば通院について行ってお医者さんから説明を受けてください。逆に周りが理解してくれない場合は通院する時に中心人物を無理矢理連れてくるといいでしょう。「お医者様」の言うことは割と聞きます。
また抑うつ状態の場合、簡単なことも非常に困難に感じ、複雑なことを前にするともう踏み出せなくなります。普段ならできる物事も何故かできません。「やらない」のではなく「できない」のです。旅行の手配や役所での手続き等も、普段は任せているなんて場合は代わってあげてください。傷病手当金や自立支援給付の手続きなんかもできればやってあげてください。
うつの人が頑張ろうとしていたら止めてください
ただうつ病になってしまうような人は、上記のような扱いをされると非常に申し訳なく思う傾向にあります。責任感とそれに応えられない状況というギャップがうつの原因の一つです。
早く社会に戻ろうと元気にふるまったり、外出したり、朝ちゃんとした時間に起きようとしたりして、身体が言うことを聞かず挫折してまた気分が落ち込んでしまいます。
なので明らかに早い時期に「元気になった、もう大丈夫」とか言い始めますが、全力で止めてください。だいたい心療内科でもらう薬が効き始めてくるのが2週間~2か月程度、そこからやっと治療がスタートするイメージなので、半年~1年くらいで言い始めたら止めましょう。周りの人が言っても聞かない場合は通院について行ってお医者さんに相談してください。
原因が会社や仕事であれば、3か月くらいで状態が上向いてくると思います。しかしそれは底を脱しただけであって人間としてまだ正常ではありません。外出したりする場合もあると思いますが、疲労を常に意識して少しずつにしておきましょう。
イベントの日(外出する日)はたいがい元気に過ごせるのですが、次の日は寝込んだりします。そうなるとその外出は「まだ早い」ということが言えます。もう少し短時間にするとか、もう少し近所だけにするとかして調整しましょう。
何もしない期間があればあるほど治療期間は短くなる・・・と言うよりは、無理に色々やろうとすると治療期間が伸びます。本人も周りも焦らずゆっくり治しましょう。
うつにならないことが一番です
一番ロスがないのは「うつにならないこと」です。
長時間残業になっていませんか?
本当に「あなたが」やらなくちゃいけませんか?
しんどい事を我慢することが美徳だと思っていませんか?
自分が「辛い」と言うことを人に言える環境ですか?
会社なんてのは別にあなたがどうなろうと知ったこっちゃありませんから。うつになる程働いても退職金が上乗せになったり退職した後に補償があったりするわけではありません。割りに合わないと思ったら死ぬ前に抜け出しましょう。「私が抜けたら他の人が困る・・・」なんて思う必要はありません。最初は困るでしょうがひと月もすれば元々いなかったかのように回り始めます。生きねば。
主婦の方の方が逃げ道がなくて辛いかもしれませんね。知り合いでも介護で悩んだりママコミュニティで悩んだり家庭の事情で悩んだりしています。旦那や子供、実の両親、義理の両親、親戚がきちんと理解してあげる必要があります。
「大切な人をうつにしない」「大切な人のためにうつにならない」ことがもっとも重要です。
まとめ
- 家族や周りの人にもうつがどんなものか知ってほしい
- 協力してうつにならないようにしましょう
- 協力してうつを治療しましょう
1年で自分を取り戻す人もいれば10年経っても安定しない人もいます。
現状では社会に「うつ病にならないこと」を期待できません。うつを知り、うつにならないようにする、適切な治療をするとういことを多くの人に知ってもらいたいです。
今日の雑談
高校野球も終わり、もう北海道も気温が下がるばかりだな、と思っていましたがまだまだ暑い日が続いています。
そんな中、ポケモンGOの為に大通公園をうろついています。最初はサイホーン、次はカラカラの巣でしたがこの記事を書いている時点ではタッツーの巣のようですね。何故かメノクラゲもいましたけど。
今度は中島公園をうろついてみようかしら。噂によるとミニリュウの巣みたいだし。もうしばらくは水分補給、帽子を忘れずに。
【2018/5/12追記】
鴨々川はとっくにミニリュウの巣ではないようです。