賞与がどう決まるか誰も知らないの?
突然ですが皆さん賞与は出ていますか?
今年の標準的な新入社員の人たちは6月に金一封、冬に満額の賞与が出ると思います。
私の元いた会社では賞与として、基本賞与+仕事内容によるプラスαという方式でした。
全社員にそれぞれランクがありそのランク内でさらに細かく評価され、その評価がプラスαに繋がります。
私は+1万円か2万円くらいでしたね。最上位は+15万円くらいだったかなぁ。
あんだけ残業させておいてこれかよと何度思ったことか!
それで実際に聞いたんですよ、最初の上司とマネージャー(上位上司)と部長に。
ワイ「なんでワイは評価低いんやろか」
上司「いや、わからない」
マネージャー「評価は提出したけど、さらに上で調整されるからわからないんだよね」
部長「いや、俺は決めてないからわからない」
マジかよ。誰がどう決めてるんだよ。
あんだけ残業したんだからもう後は賞与くらいしか心の支えがないんだよ。
残業代が出てるんだから良いだろ?よくねぇよ評価されないんなら残業なんかしねぇんだよ。
「社会人は頑張りを評価されない」の罠
確かに同じレベルの人たちの中には数年先輩も含まれていますから最高評価はなかなか取れないでしょう。それでも最低評価ってのはないだろ。2年に渡って最低評価なんですが。
でも仕方ありません、社会人は結果重視です。頑張りは評価されません。
今年から社会人になった人も、これから社会人になる人も心に刻んでおいてください。
どれだけ残業しようが結果を出さなければ評価は上がりません。
私が最初に携わった仕事は既にリリースされているパッケージソフトの保守でした。ちなみにリリースされたのは私が入社する前で、私は開発には関わっていません。
出来は悪く、リリース直後からガンガンバグ報告が来るような品質でした。
「私がなんとかしなければお客様にも、お客様のお客様にもご迷惑をかけてしまう!」と思い日々不具合や追加機能の開発に全力を賭していました。正直そこに承認欲求というか、「仕事している感」を見出していたと思います。
やることはなんてことない、Excelに日本語で書かれた仕様を日本語で修正して中国の会社に送付するだけ。スキルも必要ないし身に付きません。この仕事しか出来ないことに薄々気づいていたかもしれませんね、だからこそ「仕事している感」に逃げていたのか。残業もガツガツすることによって「私必要でしょ?」と暗にアピールしていたのでしょう。
しかし会社からの評価は「それで仕事してるとは言えないでしょ」というある種真っ当なものでした。いくら頑張っていても品質の悪いソフトのバグを直しているだけでは売り上げには繋がりません。
一応これでも「仕事」ですから、私としては一歩ずつキャリアを積み上げているつもりでした。ふと冷静で客観的な判断として賞与を見てみると、登ってきたと思えた足場がスーッと消えていくようでした。
じゃあ、逆に考えるんだ
大事なのはさっさと賞与が出やすい部署に異動することですね。賞与が出ない=別にやらなくてもいい仕事ですからこれからを担う若い人がやる必要はないです。どんどん技術や知識を吸収できるような仕事を大事にしましょう。
いきなり話は飛びますが富士通を退職した話の人の判断は良かったと思います。個人のキャリアパスなんてどうせ大きい企業でもどうでもいいんでしょうね。あれただのニンジンです。
もちろん会社としてはそれでも仕事の一つですから「誰か」がやらなければならないでしょうが、会社員だからといって空気を読んで自分を犠牲にして身にならない仕事をずっとやる必要はありません。
その仕事を黙々とやってたってある程度歳とった時に資格もない、スキルもないと判断されて閑職に追い込まれるのが関の山でしょう。特に、身につくものはないけど拘束時間が長い仕事はどうしようもありません。
「こんな早く異動申請なんて評価下がるんじゃないか」「この仕事をきっちり面倒見てから他の仕事をするんだ」と思うかもしれませんが、うじうじしている間にあっという間に30歳ですよ。長くいればいるだけ異動しにくくなりますし。
うつになりやすい人は周りを気遣ってうじうじと異動するタイミングを逃し続けます。何を隠そう私がそうです。いい人程そうなんです。ただでさえ残業多いのに私が抜けたらみんなさらに残業時間が伸びちゃう・・・なんて思っていませんか?
部下を持つ前なら知らねぇよそんなもんの精神で問題ありません。いい上司だったら抜けた穴どうにかするし、そもそも本当に有能な上司なら部下の長時間残業をスルーし続けるはずありません。
ただ、私も別に一時的に残業が増えることは仕方ないことだと思っています。イレギュラーは仕事していれば発生するでしょう。ただ文句を言わないのをいい事にPMやPLがするべきことをせずに年800時間越えが見えたので憤慨しているだけです。そこ超えちゃいけないラインだろ。
結局その仕事してみるまで雰囲気とか上司との相性、評価なんてわかりませんから、少しやってみて何かダメだと思ったらうつになってやめることにならないように異動の申請をガンガンかけてみましょう。もしかしたら総務あたりと面談になるかもしれませんが、相談する人が増えたくらいに思うと良いかもしれません。
まとめ
- 「頑張り」は評価されません、その残業は貴方にとって本当に必要かよく考えてください
- 身にならない仕事はあなたがする必要ありません、すぐ異動しましょう
- 最終的には社長に文句言いましょう、黙ってると肯定していると思われます
「頑張る」ことは必要です。ただ「適切に頑張る」ことが重要です。
そして適切な評価を受けましょう。
今日の雑談
こんにちは、島田です。
最近はスタバのソイラテや上島珈琲の豆乳ミルク珈琲にはまっています。
会社に勤めていた頃は体の為に野菜ジュースと豆乳のパックを交互に飲んでいました。
本当に体の為を思うなら早く帰るべきでしたね。